COVIVIA COLOR 5
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8建築家とのコミュニケーションは、一体感のある病院デザインの条件建物にはドクターのヴィジョンが現れる建築家という存在ドクターの “思い = 個性” は動物病院のデザインを決定付けます。それを共有するため、私たちが「インタビュー」「ヒアリング」を重指していることはすでに述べました。さらにドクターを知るもう一つ大きな要素として、その病院の設計を担当する “建築家とのコミュニケーション” があります。 分野は違いますが、建築家もデザイナーとして、私たちと同じ立場です。「 病院」を構想するために、ドクターとコミュニケーションする時間は膨大です。ドクターの考えている観念的な部分から実際的なことまでの多くを受け止めて、建物へと収斂していきます。建築家は私たち以上にドクターを知る存在だといえます。 病院グラフィックの「インタビュー」「ヒアリング」の場に、そうした建築家の同席も得て、病院建築の説明や周辺の話を聞いたり、図面や模型を見ることがあります。建築家がドクターと共有する、新しい病院へのイメージ・エッセンスを垣間見ることで、グラフィック展開の大きなヒントを得ることも多々あります。さまざまな方向から模型を眺めながら、内部の間取りやエクステリアの展開性など設計の意図を、建築家自身から聞くことができる。そして建物でのロゴ・シンボルマークデザインの可能性や展開の仕方など、意見交換の場でもある。模型および設計図面提供:建築家・岡村泰之氏/岡村泰之建築設計事務所下と右の写真は竣工直後の内部および外観。犬のシンボルが建物の外から内側に展開する、この病院のサイン・グラフィックスの見せ所とも言える箇所。外観は写真で見るように、私たちのグラフィックスのイメージが正確に反映されている。シンボルのキーカラーとチェアの色とのマッチングなど、建築家とのコミュニケーションが生かされる。病院領域(斜線部分)と住居空間の関係がよくわかる平面図。ドクターの病院への思いとライフスタイルの断面が、建築家によってこの1枚に表現されている。

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