COVIVIA COLOR 5
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7動物病院エルファーロ(院長/山本剛和・2005年開院)病院名はスペイン語で「灯台」の意味。カフェのような雰囲気はドクターの希望でもあり、ねらい通りになった。光のイメージからくる太陽マークが、ラテン的な明るさで遠くから街を照らしている。 玄関までは少し奥まっており、道路脇の病院名表示から、メインの病院看板を正面に、玄関までの視線の流れを考えた。訪れる人を奥まで誘うピカソ風壁画の効果で、一体感があり印象的な病院にまとまった。誌面展開の感覚をそのままに、動物病院の外装グラフィックスの展開を考える。タイトル、シンボリックなアイコンとリード文…。誌面での視線の流れと、病院の玄関への標示物の展開に大きな違いはない。建築物は三次元であることが誌面との違いだが、書物もページをめくると空間が変わるように、建物の面を回り込んで展開を変化させる楽しさを発見した。建物を斜めから眺めると、2つの面のそれぞれの繋がり方が面白い。高ヶ坂動物病院(院長/高藤典靖・2005年開院)建築設計のコンセプトは「イタリアン・モダン」。黒と白の2つの大きなキューブ(立方体)で構成された、割り切った外観が特徴。 当初外装表示はロゴタイプのみとし、建築の方向性に合わせた抽象性の高い外観を目指した。差し色にオレンジを採用し活気をプラス。後にモダン過ぎて敷居の高い印象を和らげるため、壁面いっぱいに犬と猫の線画を配する。大きいが線が細いので、近くでは絵柄が見渡せず圧迫感は少ない。反対に遠くからの視認性は高く、動物病院として地域への良いアピールになっている。

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