COVIVIA COLOR 5
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6雑誌デザインの発想を、動物病院のグラフィックスに応用「看板」制作の経験がない、という武器「情報発信」という意味で、雑誌や書籍のデザインと動物病院との間に区別はない、との実感ロゴマークや印刷物はデザインしても、病院外装のデザインは「建築家の領域」と、建築家にお任せした時期もありました。しかし現在ではほとんどの病院について、病院の建物に係わる表示物も私たちがデザインさせていただいています。 病院の外装表示には、病院名以外に診察時間・休診日・電話番号・駐車場表示などの要素があり、訪れる飼い主さんを目的に合わせて自然に誘導するように構成・展開する必要があります。まさにインフォメーションのデザインなのですが、当初私たちには看板制作の経験が全くなく、どうしたらよいか見当がつきませんでした。 そこで普段の仕事の中で培った雑誌や書籍をデザインする感覚と方法を応用して、病院の標示物を制作することを始めました。 タイトル・サブタイトル・メインのイラスト・脚注などを、視線の流れを考えながら構成する雑誌・書籍の手法で、病院の標示物を “レイアウト” していきます。看板制作のセオリーを無視しているので、施工にあたり看板屋さんが困ったことも多々あっただろうと想像します。「あのデザインはもうやらないで」と言われたこともありました。 しかし逆に “知らないことを武器” に新しいことが出来ている、と受け取っていただいた面もあったようです。建築家から「壁面をキャンバスだと思って存分に」と言ってもらったこともあるのです。 その病院が地域でどういう位置づけで、どう見えるのが望ましいのか、スムーズな病院活用のためにどんなメッセージが相応しいのか…建築とのマッチングも図りながら、既成概念にとらわれれない柔軟な発想で、今後も係わっていきたいと考えています。スペイン。ガウディやピカソを生んだヨーロッパの偉大な田舎。そんな有機的で人間臭い文化への憧憬を、例えばある誌面に歴史や文化性を中心に展開するとしたら…こんな感じだろうか。(本文文章はダミー)モダンであることが条件。明快さ、コントラストをテーマにレイアウトしてみる。書体とレイアウトスタイルの選択で誌面全体の雰囲気が決まる。色・サイズ・組み方、出来るだけ妥協の無いよう理想を追う。(本文文章はダミー)

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