CONVIVIA COLOR_2
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5convivia color“ドイツの造形学校「バウハウス」の流れをくむ、シンプルで研ぎ澄まされたデザインは、完璧な美しさで見る者を圧倒します。 地金のテンションだけで支えられた、空間に浮遊するようなリング…”雑誌などに紹介されるニーシングを表現する文章です。 私が持っているのは、ステンレススティールとシンセティックの組み合わせのペンダントと指輪です。 人工的につくられた宝石のことをSynthetic(人造)と説明するそうですが、鉱物的構成は天然のものと全く同じです。 屈折率が非常に高いので、輝きは天然のものより光って見えます。 プラチナなどと比較すると、ステンレススティールは光が鈍くてくすんだ色をしていますが、だからこそ、このピュアに輝くシンセティックとの組み合わせは相性が抜群なのでしょう。 ボリューム感のあるこのリング、一見指に食い込みそうなこの宝石ですが、実際は指にしていても、ほとんど違和感なくフィットします。 繊細なクラフトマンシップと、ハイテクノロジーの進化した製造技術。 ドイツが生んだ誇り高い作品がまた一つここにあります。 シンプルさの中の美しさ1873年、ドイツに誕生した「ニーシング」。私のお気に入りのジュエリーブランドです。■ 沢田寛子人の力だけではとうてい作ることができない。 三者三様ですが、共通している部分は想像や計算を超えた所に目指す美しさがあるということ。 人の手、人の考えでコントロールできる範囲では驚くものはできない。 乾燥の時、木目によってゆがむ… 火の入れ具合や釉薬の配合のちょっとした違いで色が変わる。 金属の粉で出る模様は焼いて初めてわかる。 完全なコントロールなどできないのです。自然の力を借り人の想像を超えるものを作る事、自然無くしては人は存在できないという事実がそこにある気がします。 ところで、この展覧会の会場構成が安藤忠雄さんだったのですが…。かなりカッコいい展示の仕方なんだけど…広い所に点々と作品を置いていて、それを遠巻きに観る。もう少し近いと良かった。一応、展示の仕方には星座の星の配置という意味があるんだけど…。小さい器とか良く見えない…。しか〜し、その分この図録の写真がキレイ! 本の作りもすごく美しいし、紙も良い。そしてこの豪華さに対してかなり安い! なので即買いでした。 全ての作品になんだか「和」のテイストが感じられたのは何か通じるものがあるのだと思います。 2010年の4月に国立新美術館にて「ルーシー・リィー展」がある予定なので、その時は、もっと近くで見られる事を期待します。

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