CONVIVIA COLOR_2
14/16

大きな領域からピックアップされたモノやコト。そういうピンポイントな世界への共感。ありますよね? コレってどうですか?ピンポイントな世界14convivia color『草手帳』select:岩崎かわしまよう子 著ポプラ社 ¥1,300身の周りにあたりまえのように咲いている雑草を、一本ずつ取り上げて紹介してありますが、植物図鑑のたぐいではありません。右ページに写真、左ページにその雑草にまつわる話が書かれています。 まずこの本を一目見て気に入ってしまったのは、著者自身が撮影した写真です。紙の上に置かれて撮られた写真は、雑草の特徴をうまく生かして配置されています。一幅の絵を見ているようです。 それから文章です。雑草の特徴や名前の由来、著者との関わりや思いなどが込められています。著者の優しい眼差しが雑草から宝石のように放たれているように感じます。この本を期に私は、足下や道端をキョロキョロしながら歩くようになりました。 小さな雑草には、実にみごとな造形が施されていることを教えてもらいました。 フランス装風の造本はノリ付けがあまくちょっとがっかりですが、私の宝物になりました。『へんないきもの』『またまたへんないきもの』select:飛鳥井早川いくを 著バジリコ ¥1,575円(2冊とも)もう、なんでしょ? 変過ぎ。 世の中には「変なの〜」って思うような生物が沢山。しかも生態が解明されてなかったりするし… 人間が理解できなくてもそれぞれの生物には、それなりの理由があって不思議な形や生態をしているんでしょうけど、分からないから余計におもしろい。この本は著者の解説とイラストレーターさんのイラストによって、見開きで一つの生物を紹介してるんですが、文章が面白い。 なんて言うのかなぁ?研究者がマジメに調べて解説してるのと違って、形や生態にツッコミいれつつ時々話が脱線したり…いい具合に力が抜けているのが僕の好みなんです。 ワクワク感がこの本にはある……と感じるのは僕だけかもしれないけど、なんだか普通に図鑑で生物の生態を読むよりも楽しく読めると思います。 知らない事を知るって楽しいですよね♪(2008年11月8日の寄稿)『プチ哲学』select:大友佐藤雅彦 文と絵 中央公論新社 ¥680 書店のレジ横に置かれていて、なんとなく手に取ってみたら面白そうだったので、ついそのまま購入してしまいました。内容は、文字が少なくほとんどイラストで説明されています。 イラストも力の抜けた、や〜んわりした感じのイラストで、割と誰でも手に取りやすそうな印象を受けました。 もともと数字やパズルが好きだったので、内容にも抵抗なく読むことが出来ました。 基本的に4ページで1つのテーマが完結しているので、ちょっとした時間に読めるお手軽さも良かったです。 この本は、とにかく敷居が低いです。 僕は本を1冊読むのに恐ろしく時間が掛かってしまう人間ですが、この本は文字がほとんどないので、その心配はありません。本が苦手な人にも勧められる様な1冊では?と、思います。『ダム』『ダム2』select:飛鳥井萩原雅紀 著メディアファクトリー ¥1,680(2冊とも)ダムです。 河をせき止めて、治水したり発電したり農業用水や飲料水を確保するためのアレです(笑) 旅行のついでに立ち寄った群馬県北部にある「奈良俣ダム」に感動を覚え、以来毎年いくつかのダムを見て回っています。 良く見ているウェブサイトの管理人さんが出した写真集が……『DAM』と続編の『DAMDAM』です。個人が趣味でサイトやブログを立てて、それを書籍化する形での出版が、結構前から流行っていますよね。 最近ではこういうルートからの出版物が目に見えて多くなって来ています。本や雑誌が売れないという状況が続いてますが、こういうコアなファン層をターゲットにしたものは、サイトやブログの反響などから販売が見込めるらしいです。 大きさも大きすぎず、価格もお手頃なので非常に嬉しい本が出たと思って買いました。ダムが好きな方は是非! あと、『ザ・ダム』というDVDも出てます。 …スゴい良いです♪ (2008年7月30日の寄稿)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です