CONVIVIA COLOR_1
15/16

15CONVIVIAL COLOR 1 NEPAL印象的だったのは地方の名士一族の菩提寺であるツクチェで見せてもらった寺は小ぶりながら寺の内部が極彩色の神像がマンダラ風にびっしり描かれていたことだ大きさといい 色といい壮観であった宗教は建物を見たり芸術としてマンダラを見てもリアリティは味わえない 地方の寺を建立した人々の篤い思いが伝わらなければ理解できないだろうSpiritualityは精神性であり 霊性であり 宗教性である現代に失われているのは いわば困難に直面せず体をかわしてばかりいるからだろう病気 失業 離別など こころの痛みを味わうとき初めて精神が目覚めてくるという 自分は何者か人生の意味は?と 分析心理学の祖ユングは個人の自己実現のプロセスをチベット仏教のマンダラの中に見いだしたようである 錬金術が魂の精化であるように男性性と女性性を併せ持つ人間の理想の姿がマンダラの中心に描かれる合体神像なのであろう我らは身体よりも思考を上位において思いを巡らしているが全ての修行は思いよりも身体を鍛えることが上位だ世界の混迷の中でやわな精神におさらばして身体を磨くことで強靱な精神を獲得しようPhoto: HORIKI Kazuo (* 印のみ Photo: OKANO Yuzo )

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です